「탓/ 때문 / 덕분」の違い

物事の原因や理由を表現する方法も使い方を間違えると、意図した意味合いと違う形で相手に伝わりかねませんね。

日本語でも、あなたの「所為」と「おかげ」では意味が180度違ってきます。

今日は、そのようなニュアンスを理解し、正しく相手に伝える為に、「탓/ 때문 / 덕분」の違いを説明します。

目次

否定的な「탓」

「탓」は否定的な原因やその理由に使われる表現です。

例文1:날씨가 추워진 에 감기에 걸렸다.= 寒くなってきた所為で風邪をひいた。

例文2:내성적인 성격 에 친구를 쉽게 못 사귄다. = 内気な性格の、なかなか友達をつくれない。

ただし、文脈によっては責任転嫁の意味合いがあります。

例文1:자기 실수를 남 으로 돌리다= 自分の失敗を人の所為にする。

例文2:싸움의 원인을 서로 상대방 으로 한다 = 喧嘩の原因をお互い相手の所為にする。

否定/肯定の「때문」

「때문」は否定的/肯定的な原因やその理由に使われる表現です。

否定的な例文は次の通りです。

例文1:너 때문에 수업에 지각했다.= あなたの所為で授業に遅れた。

例文2:일이 많기 때문에 잘 시간도 없다. = 仕事が多いため、寝る時間も無い。

一方、肯定的な例文は次の通りです。

例文1:너 때문에 살았어.= あなたのお陰で、助かったよ。

ただし、あまり肯定的な例文が見当たらないところから想像するに、どちらかというと単純な原因を意味するニュアンスが強いと思います。

 

感謝の「덕분」

「덕분」は感謝の気持ちがこもっている表現です。

主に、誰かからのサポートや手助けを得た結果について説明しているため、否定的な表現にはなりません。

例文は次の通りです。

例文1:선생님 덕분에 대학교에 입학하게 되었다.= 先生のお陰で大学に入学する事が出来た。

例文2:신경을 써주신 덕분에 편히 쉬었습니다.= 気に掛けてくださったお陰で、ゆっくり休む事が出来ました。

 

以上が、「탓/ 때문 / 덕분」の違いでした。

少しでも皆様の韓国語勉強の参考になれば嬉しいです♪

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