韓国大学への入学試験、奨学金、授業について

韓国留学SHOWCASEに行ってきました。大学入学の条件と、学費、各学校の成績評価の方法、奨学金制度について、担当者の方と直接話をしてきました。

詳細は各学校のホームページで確認した方が良いですが、簡単に内容をまとめましたので、共有致します。

目次

【入学試験】

ご存知の通り、外国人は一般の韓国人学生とは入学方法が異なります。いわゆる外国人枠というものがあり、試験も書類審査、筆記、面接で構成されていることが多いです。

書類審査は必須ですが、筆記と面接は無い学校もありましたので、各学校のホームページで確認した方がいいです。

日本人学生の場合、韓国語の実力と誠実さ、経済面で学校側からの信頼が高いため、受かる可能性が非常に高いと思います。

よって、卒業してからの就職などを考慮し、臆さずに韓国の名門大学に入学することをお勧めします。韓国は学歴社会ですので、大学は日本人が思っているよりも重要です。

どの大学でも入学してからは地獄ですが、入学する大学と専攻はしっかり吟味して決めた方がいいです。

【学費】

1学期の学費は数年前から凍結されており私立で35万円~45万、公立で25万円前後とのことでした。

私が大学生の時よりも1.5倍ほど値上がりしてはいるものの、これ以上は上がらないため50万程で予算を立てればいいかと思います。

【奨学金】

殆どの学校で外国人には奨学金を設けています(例えば韓国外国語大学の場合はTOPIK5級で入学金を免除、6級で学費全額免除など)。つまり日本人であれば、入学時に何らかの奨学金を受けることは十分可能です。

次の学期も同様に奨学金を維持できるのかは、それぞれの学校によって異なりますが、ホームページを見ると確認できます。但し、ほとんどの学校で、条件があります。それは、一定の成績を維持する必要があることが多いです。

学校ごとに外国人生徒のための奨学金があり、外国語大学の場合は7~10万円程度(学費は当時に比べて1.5倍なのに、奨学金は変わってない!!!!)です。生活の足しにはなりますが、学費を補うには全く足りませんね。

【成績】

韓国の大学の成績は科目ごとにA(4.5点)~F(0)で成績評価されます。奨学金を維持するために必要な点数は低いものでC(2.0)、通常B+(3.5)程度を求めている学校が多かったです。

因みに、いくら韓国語の習得が他の外国人に比べて早い日本人学生で、TOPIK6級があっても、1年生の1学期の平均成績がC+(2.5)を超えることは、ほぼ不可能と思ってください。

語学堂で外国人と韓国語でコミュニケーションを取ってきたため、韓国人たちの会話のスピードについていけません。私も1年生の授業は半分ほど再受講(成績が悪かったため、もう一度受講し、点数を上げること)。ですので、奨学金を取り続けることは、前提にしない方がいいです。

また、韓国のほとんどの学校で相対評価(各成績の人数が決まっている)を採用しているため、どんなに外国人が頑張ってもテストや授業への貢献度が韓国人より高くないとC+以上は取れません(C+以下は教授の裁量です)。

また、ご存知の通り、韓国は日本より就職難がひどく、皆死に物狂いでA以上を取りに来ます。授業もまともに聞き取れない外国人が太刀打ちできないです。長くなるので別途説明しますが、平均成績が3.5を目指すためには、ちょっと工夫をしないといけないです。

ただ、今回の面談で初めて知ったのが「学校によっては相対評価から絶対評価に移行している」という話を何度か学校の方から伺いました。もしそれが本当であれば、3.5は十分可能ですので、入学前に必ず学校(学部)に問い合わせた方がいいです。

【学校からのサポート】

学校の方も外国人学生が、授業についていけないのを気にしているためか、大学に進んでも韓国語の授業を設けている学校が多かったです。

その授業も成績に認められるため、これは絶対に活用した方がいいです。まずはそこでトップクラスに入らないと、大学の授業(専攻、教養科目)でついていけないです。

あと専攻の授業はそんなに多く取らない方がいいです。韓国人学生の優先順位として、教養科目より先行を重視しますので、競争が`熾烈です。

できれば、一人仲のいい韓国人と一緒に授業を聞いた方がいいです。というかそうしないと本当にC+ですら厳しいです。嫌になって出席しなくなります。なので、学校のサポートと韓国人の友達のサポートを必ず求めて下さい。

 

参考までに現役大学生が留学しているリポートのリンクを貼っておきますので、興味のある方は是非見てくださいね。

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