【第6回Kachi勉強会】
目次
韓ドラから身に付ける韓国語(会話重視)
毎月恒例の勉強会の報告です。
今回の勉強会は初級者向けということもあり、参加者も8名と満席となり賑やかな雰囲気で一緒に勉強することが出来ました。
お陰様で第6回目の開催となりました「Kachi勉強会」ですが、会場の関係上8名以上は参加できなかったため、今回申し込み頂いたにもかかわらず、一緒に勉強できなかった方は、是非次回参加頂ければと嬉しいです。
参加者に楽しく、そして気持ちよく韓国語に触れて欲しいと思い、いつもとは違うホテルにあるガラス張りの会議室で開催しました。
私を含めてですが、やはり非日常的な環境で、同じ目的を持ったメンバーと一緒に勉強することは、勉強の「マンネリ化」や「中だるみ」といった悩みを解消するのに、非常に効果的だと思います。
もちろん、その代わり「参加する勇気」が必要となりますが(笑)
でもそこは、言語習得に常につきまとう必須要素ですので、そこはどうしても参加者のがんばりによるところが大きいです。
とはいえ、ほんの少し勇気が出なかった方や、都合の付かなかった方が、次回4月の勉強会に少しでも安心して参加できるように、簡単にその内容や雰囲気をまとめてみました。
勉強会は出来るだけ毎月開催する予定ですので、ご興味のある方は、下の概要を閲覧して頂き、いつか一緒に勉強できれば幸いです。
尚、今回のように満席となった場合は無料メルマガ登録して頂いるコミュニティのメンバーが優先的に参加できます。
よって参加を希望される方は、是非登録をお願いします。
勉強会の概要
全体のスケジュールがあった方が、参加者が勉強会の流れを把握し易いかと思い事前に下記の通り連絡をしました。
日時:3月21日(木曜) 11:30-13:30
対象:会話に自信を付けたい初級者
スケジュール:
① 11:30~11:45 韓国語で自己紹介
② 11:45~12:00 基本単語の活用練習
③ 12:00~12:30 基本文法の活用練習
④ 12:30~12:40 休憩
⑤ 12:40~13:30 韓国ドラマで学ぶ韓国語
場所: 東京都中央区京橋2-7-8 ファーストキャビン京橋2F
悩みの共有
事前にヒアリングした「悩み」については、参加者全員で共有し、共通して陥りやすい部分について理解しながら勉強をしました。
自分の発音が正しいかどうかわからない。
韓国に行った時に、勇気を出して話しかけたが通じなかった。
パッチム、連音化が難しい。
知っている単語も聞き取れない。
韓国語の勉強方法について迷走している。
いろいろなやり方を取り入れているが、自分に合った勉強法が見つからない。
単語を覚えても、会話になると言葉に詰まってしまう。
即答できない。長文だと頭が真っ白になり、何を言いたかったか忘れてしまう。
韓国語で自己紹介
韓国語でコミュニケーションを取る際に、最も基本になるのが「自己紹介」ですよね。
韓国語教室に通い始めるときも、交流会に参加する時も、韓国人の新しい友達に会う時も、まずは自己紹介から始まります。
でも以外と自己紹介を韓国語でしっかり言える人は少ないです。
勉強会のウォーミングアップとして、お互いに自己紹介しながら、自己紹介でよく使う「言い回し」を一緒に声に出して学びました。
基本動詞の活用
会話重視の練習で欠かせないのが、動詞などの単語を覚える際に原形だけでなく、活用形も一緒に声に出して覚える事です。
つまり、「가다–>가요–>갔어요」のように練習するということです。
この練習方法は多くの教科書でうたわれているので、今さら感はありますが、実際初級者でそのように練習している人はどれくらいいるかは疑問です。
一方で、独学で苦しんだ経験のある私としては、一人でどうやって勉強すればいいのか分からない…。
どの動詞から優先的に覚えるべきか、何個覚えればいいのか分からないという悩みも分かります。
そう言った悩みを解決できればと、私が下記のアプリで優先的に覚えるべき動詞を126個(3月27日現在)に絞っておきました。しかも活用の音声付きです!
対象を絞って、それを集中的に勉強して、最後に沢山口に出す!この方法を参加者と一緒に実践しました。今この報告を見てる方も是非試してみて下さいね。
リズミカルな会話において、即答できない単語を知っててもあまり役に立ちません。韓国語の勉強を始めたばかりの人は、あれこれ手を出さずに、範囲を絞って下さいね。
基本文法の活用
次に初級文法の活用です。
動詞の活用で照会したアプリをした方はお気づきになったかもしれませんが、優先的に覚えるべき文法44個(3月27日現在)も私の方で整理しておきました。
これはフレーズで丸暗記して下さい。ポイントは音声を聞きながら練習すること、覚えたかどうかのチェックは日本語⇒韓国語で確認することです。
アプリの音声は少々機械的な発音ではありますが、十分聞き取れるレベルですので真似して頂いて大丈夫です。
また、韓国語が少しでも目に入ると、それをヒントに言えてしまい、分かった気になってしますので、テストは日本語のカードを見て⇒韓国語で言うの流れがオススメです。
44個のフレーズを空で言えるようになったら、次は①単語の入れ替えや②情報の追加練習です。
①の例としては、「친구랑 밥먹어요」であれば「가족들이랑 밥먹어요」と言ってみたり、②であれば「친구랑 학교에서 밥 먹어요」、さらに「친구랑 오랜만에 학교에서 밥 먹어요」と言った感じです。
①の単語の入れ替えはテーマにあった会話をする練習であり、②の情報の追加は長文の練習です。
まとめると
⑴ 文法をフレーズで暗記し、空で言えるようなるまで練習する
⑵ 文法の単語を入れ替えることで、話題にあった内容で言えるようにする
⑶ 追加情報を入れることで、一度に伝える情報量を増やす
動詞の活用と同じで「うっすら」覚えている文法はテストの問題は解けても、会話では殆ど役立たずです(相手が我慢強く待っててくれるなら別ですが)。
勉強例の共有
ここで休憩時間を挟みました。
休憩時間中も参加者どうして話が盛り上がり、ホテルの方から、ドアを閉めるように注意されました(気をつけます)。
休憩時間が終わって、当初の予定ではなかったですが、私の生徒の中で、殆どゼロベースから3ヶ月前から勉強始めた方がいて、その方の勉強ノートを参考に共有しました。
この方は、お仕事で忙しいにもかかわらず毎日コツコツ勉強しています。
動詞を覚えるときも活用形を含めて覚えています。
皆さんもご存知の通り、語学の勉強は楽しみがならがポイントですよね。
なので、2ヶ月目からはこの生徒さんが勉強する「きっかけ」となった歌を教材に勉強してます。
誰の歌かは見ての通りです(笑)。
歌は音声付きですし、何度聞いても飽きないので好きな歌手がいればオススメの教材の1つです。
あとは使う頻度の高い単語を優先的に勉強して、例文を声に出して覚えれば、完璧です。
好きなテーマに絞って勉強すれば2〜3ヶ月で韓国語の歌を楽しめるようになります。
実際にこの生徒さんも勉強した後に、改めて歌を聴くと「単語が聞き取れるようになった!」と言っています。
この成長の実感が語学習得の醍醐味ですよね!
私もまったく聞き取れなかった歌が単語、単語で聞き取れるようになり、文章も聞き取れるようになった時は嬉しかったものです。
お仕事などで忙しい方は、特にそうですが自分の好きなテーマに的を絞って勉強して下さい。
何の興味も無いテーマ(例えば墓参りとか…)の教科書で、何となくをぺらぺら勉強してても早々伸びないですよ。
大好きな韓ドラで勉強
後半は皆さんが大好きな韓国ドラマを教材に勉強しました。
内容はこれまで私が編集し、ホームーページで公開した「反復聞き取り」で出てきたシーンを初級者向けに再編集したものです。
初級者向けの基準は「単語のレベル」です。その一方、会話の速度はネイティブのスピードですので、実際は中級レベルの方でも、聞き取れない部分はあると思います。
単語力は中級レベルの自信があっても、上のシーンを90%近く聞き取れない方は、教科書の速度に耳が慣れてしまっている可能性が高いので要注意です。
正直、別にテストでは無いので、聞き取れなくて全然大丈夫です。ただ、教科書のゆっくりで綺麗な発音だけで練習している人が、韓国人同士の会話に付いていけないのは当然ですよね。
まさに、語学留学中の私がその状態でした。なので大学に入学して韓国人に囲まれてから、本当に苦労しました。
そんな私だから、その辛さを痛い程分かっているつもりですし、皆さんにはそうなって欲しくないので、ドラマを教材に勉強することをおススメしております。
聞き取りは「独学」の時間が本当に物を言います。韓国語教室に通っている方も、個人レッスンを受けている方も、ドラマを見ている時に、日本語字幕ではなく、時折俳優の韓国語に耳を澄ましてみるのもいいと思います。
勉強会では、聞き取れなくても一緒に声に出して練習して、パートナーと答え合わせして、そんな簡単な単語だったの!!と一緒に驚いてとても楽しい時間になりました。
ドラマで勉強したことある方は経験があるかと思いますが、このように①ドラマの場面と②音声と③反復練習の3点セットで練習したフレーズは、強力な接着剤のように記憶と口に残り早々忘れません。
勿論、全てのフレーズを一度に暗記することは不可能かもしれませんが、この勉強法を続けていれば、文法とドラマの場面が紐付いて不思議と言えるようになっていきます。
ここまで、勉強会の流れと雰囲気、そして勉強の秘訣を簡単にまとめてみました。
4月も勉強会を開催する予定ですので、ご興味のある方は無料メルマガ登録をお願いします!
最後までお付き合い頂き、有り難うございました。